更新日 : 03/15/2004
 
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火災というと火を恐れがちですが、本当に怖いのは煙です
火災で犠牲になった人々のほとんどが煙によるものです。
火災から身を守るために、煙についての知識を身につけておきましょう。



煙が危ないのはなぜ     煙 の 習 性     煙から身を守る避難法




煙が危ないのはなぜ
 煙の速さ
煙の広がりの速さは火よりも断然早く、温度や燃焼速度によって異なりますが、一般に水平方向で0.5メートル毎秒、垂直方向では3〜5メートル毎秒にもなります。
 垂直方向では人が逃げるよりも速いので、階段などは特に注意が必要です。
 火災では火から逃げることはもちろん、先に煙から逃げなくてはなりません。
 
 一酸化炭素
 不完全燃焼により発生する一酸化炭素は、無色無臭ですが有毒ガスで、吸込むと血液中のヘモグロビンと結合して体内に酸素が運ばれなくなり(一酸化炭素中毒)命が危険に。 
 有毒ガス・炭素粒子
 アクリル系の衣類・プラスチックなどの化学製品が燃えると、木材に比べ10倍〜20倍の煙が発生するするといわれています。
 また、有毒ガスが発生し微量でも強い毒性を持つものもあり、とても危険です。
 微粒の炭素粒子(すす)は、多く発生すると黒煙となって広がり、視界を悪くしパニックをひきおこします。
 吸い込むと肺に張りつき窒息の原因にも。
 熱 気
 煙は高温の気体です。吸い込むと気管や肺がやけどして呼吸困難を起こし、体の自由がきかなくなります。 
 酸素欠乏
 人は酸素を吸って生きています。物が燃えるのも酸素を必要としますので、火災の急激な燃焼拡大は空気中の酸素濃度を減少させ、最盛期には室内の酸素濃度は、3%ほどになるといわれています。(通常約21%)このような状態の中の一呼吸は「悪魔の一撃」を受けることになります。(5,000mの山に一挙に登るのと同じだとされる)
      

煙の習性
 

 

  


煙から身を守る避難方法

恐ろしい煙から避難するときのポイントを頭に入れておき、速やかに対処しましょう。

 初期段階の火災で煙の色が白い時

ポイント
 短い距離であれば息を止めて一気に走り抜ける。  

ポイント
 タオルやハンカチで口と鼻をおおって避難(水があればぬらす)  

 煙の色が黒い時

ポイント
 廊下や室内では壁づたいに、低く床をはうように逃げる。  

ポイント
 ナイロン袋に空気を入れてかぶって避難(1分半ぐらい呼吸できる。)

ポイント
 階段では段と段の間のくぼみに顔をうずめるようにし、はった姿勢で足からおりる。(くぼみには新鮮な空気が残っている。)
      

 

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